花粉症と眼の症状
目がかゆくなるのはなぜ?
結膜や鼻粘膜には、肥満細胞というアレルギー反応を引き起こす細胞があります。
花粉が目や鼻、口から侵入すると、花粉を取り除くために抗体が作られます。再び花粉が侵入すると、肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質がでて、目がかゆくなります。
この化学伝達物質のことをメディエーターと呼びます。目と鼻は神経を一部共有しているため、目のかゆみは鼻に入った花粉によっても起こります。
目がかゆくなる仕組み
(1)花粉が眼、鼻、口、皮膚などから入ってくる。
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(2)リンパ球が花粉(抗原)を異物と認識し、抗体を作る。
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(3)抗体が肥満細胞にくっつき、再び花粉が侵入する。
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(4)ヒスタミンなどのメディエーターを出す。
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(5)目のかゆみ、充血、鼻水など様々なアレルギー症状が引き起こされる。